前回の記事に引き続きもう一軒京都のお店を紹介しようと思う。
京都はわりと町中華が有名で、今回紹介しようと思っているお店もその一つ。
四条河原町から南に下がってわりとすぐ、というかなり便利な場所にある。
お店の名前は「芙蓉園」
京都の町中華の特徴は
- にんにく、ニラなどのにおいの強い薬味をあまり使わない。
- 鶏肉、卵を好む
- やさしいお味のあんかけ
といったところ。
芙蓉園さんのメニューも
鶏肉入りの卵焼き(これが名物、ちゃんとした名前があったはず)
卵春巻き
など、京都の町中華らしいメニューが並んでいる。
わたしが一番好きだったのは「鶏肉と野菜のうま煮」。
これもちゃんとした名称があったのかもしれないけど、ちょっと覚えていない。
庶民価格なのにきちんとしたお料理を出されるので人気店だけど、一つ難点が…
それはお店の人がびっくりするくらい愛想がないということ。大昔のことだけど、わたしと主人が芙蓉園さんで食べていたら閉店近くになって入ってきたおじさんがいた。
「かまへんか?」と言いつつ、食べる気満々の様子だったんだけど、あっさり「もう閉店なんで」と断られていた。もちろん、断ってもいい状況だったんだけど、その人が帰った後、私たちがまだ食べているのに「何回か来ただけですぐ常連面するんやから」と毒づいていたので、私たちも早々に退散した記憶がある。
追加オーダーも「鍋をもう洗った」という理由で断られたこともあった。
お客様は神様ではない、ということを思い起こさせてくれるお店である。
とはいえ、おだしのしっかり効いたやさしい味わいが好みの人ならそのお味には大満足できると思う。
実のところ芙蓉園さんに前回行ったのはもう10年くらい前になるので、いろいろ変わっているかもしれない。お店の人がすごく愛想よくなってたらすいません。
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