思いつくままに日暮らし

とりあえず始めて何も決まっていません。思いついたことをあれこれ書いていく予定です。

卒業式で泣くことができない

今日は娘の中学校の卒業式だった。
天気もよくて子供たちも笑顔でいいお式だった。(体育館はおそろしく寒かったけど)

 

卒業証書

 

中学校の卒業式で親が大泣きしていることはあまりないけど、幼稚園、小学校あたりだと親御さんもけっこう泣いていたりする。
わたしも我が子は可愛いし、大きくなったもんだなぁという感慨はあるのだけど、泣くことはない。我慢しているのではなくて泣けてこない。だから泣いている親御さんの前で何となく気まずい思いをしてきた。

 

我ながら感情に乏しいなぁと思うけど、もらい泣きすることもない。
子供の時からそうなのだ。

 

だから卒業式というイベントは気が重い。なんとなく自分が場違いな気がしてしまう。せめて涙ぐむくらいの気持ちになりたいけど、なぜかそうはならない。

思い返せば自分の結婚式でも全く泣かなかった。夫が隣で号泣していたからその時も気まずかったし、友達の「○○(わたしの名前)全然泣いてない」という声が聞こえてきて、それもつらかった。

 

といって、わたしが全然泣かない人間かというとそんなことはなくて、映画を観て泣いたりはする。泣く映画では何回みても泣く。でも映画でも『どうぞ、泣いてください』って感じだと泣けない。全然泣くような雰囲気じゃなかったのに急に泣ける展開になるのに弱い。

 

卒業式や運動会、親が涙する場面っていろいろあって、わりとみんな子供の成長とかこれまでの子育てのあれこれを思い出して泣けるみたいだけど、忘れっぽいせいか、とっさにいろいろ思い出すことができず、泣くことにならないのだった。

 

このままいくと、もし子供たちが結婚しても花嫁の母として泣くこともなく、「花嫁のお母さん全然泣いてなかったな」と陰口をたたかれることになりそうだ。