思いつくままに日暮らし

とりあえず始めて何も決まっていません。思いついたことをあれこれ書いていく予定です。

下がったり上がったり

AI先生による英語教室の絵。なんか違うんよなぁ。

我ながらポンコツだなぁと思うことがよくある。
子どもの頃から注意力散漫で忘れ物が多かった。そしてそれは今でも変わっていない。「行ってきま~す」と家を出てから忘れ物を思い出してまた戻る、というのを相変わらず繰り返している。

 

不器用で裁縫が苦手、生け花やフラワーアレンジメントなども習ったことがないから花の活け方も知らない。着物の着付けもできない。体力がなくてすぐ疲れる。そのためかどうか分からないけど根気がない。

 

正社員で働いていた若い頃はミスが多くて当時の上司みなさんに迷惑をかけたと思う。
もちろん何度か注意もされていて、自分でもそんな自分が嫌になり反省はするんだけど、またミスを繰り返してしまう。働いていて自己肯定感は下がる一方だった。

当時は真剣に『わたしって何ができるんだろう?』って思ってたなぁ。

 

出産して専業主婦となり、(前回のブログでも書いたけど)家が大好きで家事が苦にならないタイプだったので、順調な?主婦ライフが始まった。
加えて夫はとにかくよく褒めてくる人なので、わたしの自己肯定感は回復してきた。そんな夫を見て育ったせいか、娘二人はわたしがものすごくちゃんとした主婦だと思っている。

 

そんな主婦生活を満喫していた毎日だったけど、子供たちの成長と共にまわりのママ友もみんな働き始め、なんだか家にずっといるのも気がひけてきた。そこで仕事を探し始めたけど、できないことが多いくせに注文も多い。

冷え性だから、スーパーとか冷房がめちゃめちゃ効いてるような環境はいやだな。
ー免疫力が低いから(わたしは白血球の数値が基準値の下限を更に下回るくらい低い)、病院とかそれに類する施設はだめ。
ー(経験上)事務が苦手と分かっているから市役所とかもだめ。

 

ー主婦の3大パート先ー
スーパー、個人病院(や介護施設)に公共施設。
この3つを(勝手に)失ったわたしに働く先はあるのかな…と思っていたんだけど、そんな時に英語教室のアシスタントの求人を見つけたのだった。
人手不足だったその教室にはほぼメールのやり取りだけで採用された(いい加減)

 

働き始めてからすぐ、アシスタントにつく先生と気が合わないなぁと思い始めた。その先生はなかなか個性的で、教室にショッキングピンクのジャージで現れたり、授業中でもお構いなしにわたしに話しかけてくる。わたしが生徒を気にして話を切り上げると気に食わなさそうにする。そのくせわたしが少しでも生徒とレッスン以外のことをしゃべっていると厳しく注意してくる。
いやいや、先生のほうがどうでもいい話、それも生徒が質問してきてもやめない時ありますよね?と言いたかったけど、講師歴20年の先生にわたしのような素人が何も言えるわけがない。

 

オーナーである塾長は励ましてくれたけど、だんだん先生の当たりがきつくなってきたので、精神をすり減らしてまですることじゃないよなぁと1年ほどでやめてしまった。

 

この頃はまた、わたしって何ができるんだろう?って自己肯定感が下がっていたよね。

 

わたしって家が好きなんじゃなくて家にしか居場所がないんだろうか?なんて思ったりして…。

 

なぜこんな昔話をしているかと言うと、今のパート先である塾に行くときにその英語教室のあるビルの前を通るんだけど、ふと気づくと教室が無くなっていたんだよね。
2階にある教室だから今まで気付いてなかったけど、いつからなかったんだろう?

それでふと昔をいろいろ思い出してしまったのだった。

 

平和な土曜日の午後を乱すもの

晴天の土曜日…だけど、「今日は一歩も家から出ないぞ!」と決めた日である。
うっかり買い忘れたものがあって思いがけず買い物に出なくてはいけない、なんてことがないように昨日はしっかりと買い物を済ませてきた。

 

家から一歩も出なくていい、という日は朝から嬉しい。
それがどんなに晴天の日でも罪悪感を抱くことはない。それくらい出不精なのだ。

 

以前面白半分にやってみたmgramとかいう性格診断でも『一人が好き過ぎます』と言われてしまったわたし。家で過ごすのが本当に好きなんだよね。気分がいいので朝からブルーベリーマフィンなど焼いてみた。

バターのいい匂い。不精なわたしは使い捨てカップを使う


それから水回りの掃除をしたり、レンジフードの掃除をしているとあっという間にお昼。しかしお昼からは特に用事もないので本を読んだり、ブログを見たり好きなことにたっぷり時間が使える。嬉しいわー。

 

まずはメールチェックでもしよう、とメールを見ると嫌なメールが来ているではないか。それはパート先の塾の本部からの「代講のご依頼」というメール。

いえいえ、代講なんてとんでもございません。まだ試用期間があけたばかりですので…と言いたいところだけど、実は働き始めてわりとすぐからこの「代講のご依頼」メールは来ている。それくらい人がいないんだね。

 

わたしは代講は基本的に断っている。だっていきなりいつもと違う教室で教えるとか不器用なわたしには無理な気がするから。でもこのメールがわりと頻繁にくるんだよね。それで先日初めて代講を引き受けてみた。

 

いつもと違う校舎に行くのは、面接で滋賀の本部校に行ったとき以来。恐る恐る入っていくとなんだか静か。もっとザワザワしててほしかった。
「こんにちはー代講できたみなまる(わたしのこと)です」と言うと、「あぁ」という感じで親切に対応してくれた。

 

やることはいつもと一緒なんだけど、教室や生徒が違うとやっぱり雰囲気違うなぁ。
教室はこっちのほうが広々してていいな。いつもの教室は狭いのに生徒の人数がずっと多いから、行き来するのが大変だったりする。

初めての生徒たちだけど、やっぱり小学生って可愛いわ。見慣れぬおばちゃん(生徒たちから見たらおばあちゃん世代よね)先生でも、全然普通に話しかけてくれる。
無事授業も終わり、よかった、よかったって思ったけど、なんだか疲労感が…。
無意識のうちに緊張してたみたい。
やっぱり代講を引き受けるのは極力やめよう。パートでいらんストレスためたくないし。

 

…とこんなことを先日思ったわけだけど、またメールが来てるやん!
まったく平和な土曜日の午後を台無し(とまで言うか?)にしてくれたなー。まぁ、断ろうと思ってるけど、なんか回を重ねると断りづらくて…。

 

しばし現実逃避で本でも読もう。

夫の『成瀬』待望論

このたび本屋大賞を受賞された宮島未奈さんの小説『成瀬は天下を取りにいく』は地元滋賀が舞台の小説である。
小説にでてくる土地は滋賀県民のわたしにはなじみの深い場所が多いし、主人公『成瀬』が通学している高校は次女の通っている高校でもあるので、勝手に親近感を抱いていた。なので今回の受賞は本当に嬉しい。

 

 

 

 

しかし、夫の喜びようは別格だった。
長女から「成瀬が本屋大賞取ったー」と聞いた瞬間、「えーーーっっ、めっちゃすごいやん!!」と叫び、「いやぁ、さすがやなぁ、面白いと思ったもん」とか「滋賀の誉やな」とか他にも何かしつこく言い続けている。

えっと、うちって宮島さんの親戚か何かでしたっけ?

 

挙句に「こうなったら成瀬に西武を呼び戻してもらおう」とまで言い出す。
(作中で主人公成瀬は滋賀から撤退した西武百貨店を再誘致する旨の発言をしている。確かに西武がなくなった時、県民はいたく悲しんだものだったけど)

 

えっと、成瀬って実在の人物でしたっけ?

 

このように彼は感動するとその表現が過剰なので、そのためわたしたち家族をシラケさせることが度々ある。
夫が勧める映画や本にもいいものはあるのだろうと思う。
だけどあまりにも熱く勧めてくるので、どうしても手に取ってみようと思えない。

 

これって人間心理の機微よね。
人って誰しも「自分で選んだ」と思いたいもの。他人から熱く勧められると自分の選択権を奪われたと無意識に感じて、それを選ぶのに抵抗がでちゃう。
夫にはもっと人間心理を学んでほしい。
『成瀬…』を先に読んでおいてよかった。夫が先に読んでたら読まずに終わるところだったわ。

 

でも『成瀬…』は面白かったので、お時間があったら読んでみてくださいね。
あんな女子高生はおらん、と現役女子高生の母は思いますけど、ある種大人から見たファンタジーですね。あんな若者に現れてほしいという。

 

 

無駄に長い日記です

「服がないなぁ」と思い、昨日買いに行くことにした。
若いころはそれなりにおしゃれに気を配っていたものの、主婦となってからはおしゃれして出かける機会が激減し、以前のように「新しい服がほしい」という欲求が湧かなくなって気付けば5年~10年選手ばかり。

 

買って2~3年は新鮮な気持ちで着られるけど、だんだん「間に合わせ」みたいな感じになってきて、着てもテンション上がらない。

そこで子供たちに「ママ服買いに行くけど、ついてくる?」と聞いたら、二人とも「行く!」と言ってくれたので珍しく3人でお出かけした。

大阪まで行こうかなぁと考えたけどめんどくさくなり、「ま、京都でいいか」ということで久々に京都御幸町の辺りを歩く。この辺は古着屋さんや小さなセレクトショップがいろいろあり、若い頃はよく足を運んだけど、年齢に合わなくなってきたので最近は行くことがなかった。
しかし今日は若い娘二人を連れているのだから、と思い足を運ぶ。

まずは御幸町沿いにあるビストロ「トレイントレイン」さんにてランチ(何をするにもまず食べてから)
オーナーさんがブルーハーツのファンなのかしら?と思ったら、やはりそのようで壁にブルーハーツのポスターのようなものが貼られていた。

窓辺の景色が素敵。お昼なのでしっかりしすぎないものを、とお店の方が選んでくれたワイン



お料理のほうはザ・ビストロな感じで、こういう予想を裏切らない感じは好き。
お店の方が選んでくれたイタリアワインはあっさりしてて、めっちゃ好みというわけではなかったけど、大きなグラスに入れてくれたのは嬉しい。(量が多いからというわけではなくて、その雰囲気が。そもそもわたしはお酒弱いので)
ただひとつ残念だったのはお昼はセットメニューしかなくて、アラカルトで色々頼んでシェアしようと思っていたのにそれができなかったこと。
せめてもと、それぞれが頼んだ料理をシェアした。

長女が頼んだ料理の写真を撮り忘れた💦ステーキはこれぞビストロという感じ

ランチの後は目についたお店に入ってブラブラ。なかなかこれ!という服が見つからない。そもそもノープランで来てるからどんな服買ったらいいのか分からない。もう少し考えてくればよかった…

 

結局わたしの服より娘たちの服を見てる時間のほうが長かった。若いと何着ても似合うからいいよねぇ。いつの頃からか試着が本当に嫌になってきた。昔と違って何着ても似合わないんだもの。だからトップスは基本試着なしで買う。試着すると買う気にならないから。ボトムはそうもいかないから渋々と着るけど、たいていがっかりする。

服や雑貨、食器などなどいろいろ見て回ってつかれたのでティータイム。
娘たちの希望で「ハーブス」というお店に行く。ここのケーキは大きめなのでわたしは一人では食べきれない。コーヒーだけ頼んで娘たちに分けてもらう。

なんやかんやしゃべってて、長女、次女それぞれにちょっとなぁ…と思うところがあった。
普段わたしは娘たちに何かモノ申すことはあまりない。小言一つ言うのだって体力がいる。もともと疲れやすい性質なので、できるだけ何も言いたくないのだ。それに「今はバイトから帰ってきて疲れてるみたいやし」とか「せっかく春休みに入ってのんびりしてるんだし」とか、言うタイミングだってなかなか難しい。

しかし、昨日のわたしは何かモノ申したい気分になった。嫌われるのを承知で相手のためを思って苦言を呈すのも(大げさ)親の役目ではないか?

 

それで思い切って(普段何も言わないだけに何か言うハードルが高い)娘たちに少し苦言を呈したのだった。
案の定流れる嫌な空気。せっかくのティータイムが台無しだ。これもまたタイミングが悪かったとも言えるけど、そもそも嫌なことをいうのにふさわしいタイミングってないよね。

 

しかし二人とも思ったよりすぐ機嫌を直してくれた。よかった、よかった。
他人は嫌なところを指摘してくれない。ほんとは親だって言いたくない。その気持ちを分かってほしい(しつこい)

 

そんなこともあったけど、久しぶりの3人の外出は楽しかった!
来年は長女も就職活動、次女も大学受験で忙しくなるだろうから、今年はもっといろいろ出かけたいなぁと思う。

 

 

全集中したい

ここ数年クリーニングの保管サービスを利用している。
期せずしてミニマリストになっている我が家にはそんなに衣装もないけれど、それを上回る収納スペースの無さ…。こういうときマンションって狭いよなぁってつくづく思う。場所的に便利だったり、ごみを24時間いつでも捨てられるとかいい面もいろいろあるんだけどね。

 

とにかく家族全員分のダウンがなくなったクローゼットはスッキリ!
そして本格的な春の到来を感じる昨日からの暖かさ。テンションがあがる。

 

…と今回書きたいことはそんなことではなくて、最近の自分の気のゆるみを反省したいということ。
塾に行き始めて3か月が過ぎ、無事試用期間も終えた。
最初のころはかなりきちんと事前にテキストにも目を通し、授業の流れも確認していた。しかし授業にも生徒たちとの関係にも慣れてきたこの頃は、すっかり気がゆるんでしまっている。

こないだはちょっと気がかりなことがあったこともあって注意力散漫。授業の段取りを間違えそうになるわ(すんでのところで回避)、フラッシュ暗算を一緒にやっていて計算を間違うわ、春期講習で普段と時間割が変わっていたので終了時間5分オーバーしちゃうわ、と我ながら何やってんねん!となった。

 

最初のころはしっかり集中していたからありえないミス。相手が子供たちだから怒られることはないけど、大人だったら怒られちゃう。
帰ってきてから少し落ち込んでしまった。なんでこうすぐ集中力途切れちゃうのかな。決して仕事を軽くみているわけではないんだけど、これでは真剣味に欠けると思われても仕方ないよね。

 

集中力が続かないのは子供のころから。授業とかでも全然集中できなくて、今何やってるのか分からないとかいつものことだったし、忘れ物も多かった。
ブログを書いてるときもしゅっちゅう打ち直してる。
ほんとポンコツだわ…。

 

唯一の取りえは子供好きなので、仕事自体は好きってこと。

あーーでも、ミスしないきちんとした人になりたい。
炭治郎並、とまでは言わないけど集中力ほしいわ…。

よ~く考えよう

NISA ニーサ


最近わたしを悩ましている問題…それは「NISA」。

何年か前にIDECOは始めている。所得税、住民税が減税されるというので、それなら投資で少しくらいマイナスになったとしても減税効果のほうが大きいかなぁと思い始めたのだった。

 

その時NISAも一緒に始めようと思っていたのだけど、いかんせん面倒くさがりなので調べているうちに疲れてきてそのまま放置…現在に至る。
それにやっぱり損失がでたら嫌だなぁという気持ちもあった。

なんせIDECOも始めて以来一度も口座を確認していない。どうせ定年まで引き出せないんだし、それなのに口座を見てマイナスになっていたら気分が悪いと思って完全に放置されている。いまや何に投資しているのかさえ忘れてしまったので、一度確認せなあかんな~とは思っているんだけど。

 

そうやって何もしないでいるうちにアメリカの株式市場も日経平均も連日のように最高値更新。
あの時さっさと始めてれば今頃お金が増えてたんだろうなぁと思うと、自分のものぐささが嘆かれるけど仕方がない。新NISAが始まった今年こそ考えないとね。

 

とは言え、こう連日高値更新とか言ってるとさすがにそろそろ下げてくるんじゃないかと思って踏み出せない。とりあえず投資のお勉強でもしようとネット検索したりする日々である。(あくまでお金をかけずに情報収集しようとしているこの姿勢がだめなのかしら?)

 

世間の人はどれくらい投資とかしてるのかなぁ?
よく投資は余裕資金でしましょうとか言うけどさ、余裕資金って言っても失っていいお金じゃないからなぁ。とりあえず使う予定がないってだけで、失ったら老後に影響しますから。

これ失っても最悪大丈夫ですよって人はそんなにいないと思う(と信じたい)
親世代が羨ましいわ…昔は郵便局の定期預金に預けてるだけで10年たてばだいたい2倍になってたらしい。

 

国も投資なんて危なっかしいもんを国民に勧めてないで、自分たちがうまく年金を運用して増やしてさ、国民は真面目に社会保険料納めてれば安心の老後が迎えられるようにしてほしいわ。

 

『人生の楽園』的暮らし

みなさん「人生の楽園」という番組をご存知だろうか?
かなりの長寿番組なのでご存知の方も多いと思う。わたしは一時期この番組を熱心に見ていた。

 

この番組は田舎に移住、もしくはUターンで戻ってきて田舎生活を満喫している方々の日々の様子を映した番組である。番組に登場される方(番組内では今日の主人公と呼ばれていた)はカフェや民宿、パン屋さんを経営されていることが多い。一時期は蕎麦屋さんが大流行だった。お店で使う野菜はたいていご自身で作られていて、調味料なんかも自家製。地元の農家の方を師匠と仰ぎ、地元のイベントにも熱心に参加されている、とてもアクティブな方たちである。

 

当然とても忙しくされていて、のんびりした田舎暮らしなんてものからは程遠く、おそらく1分も無駄な時間は過ごされていなかったと思う。

 

 

番組が好きで毎週のように見ていて、あの番組にでてくる方たちを尊敬はしていたけど、そういう生き方がしたいか?と言われればまったくそうではなかった。
怠け者のわたしには忙しすぎる日常だし、結婚して25年経った今も夫の地元にさえ馴染めていないわたしが縁もゆかりもない田舎に行って馴染めるとも思えないし、なによりわたしは街が好きなのだった。カフェを経営するより、カフェの客でいるほうがいい。

 

それでも自分とは180度違う生き方をしている人たちがいる、ということになぜか興味があったんだなぁ。
ま、単純に彼らがとても生き生きとされていたのが見ていて清々しかったからかもしれない。

 

…と、なんで久しぶりに「人生の楽園」のことを思い出したのかと言うと、ここのところわたしにしては忙しい毎日が続いており、それでふと「これくらいで疲れていては人生の楽園の人たちみたいな暮らしは絶対に無理やな」と思ったからなのだった。