最近は「50代からは肩の力抜いていきましょう」的な、「家事もがんばらない」ことを勧める本をよく見かける。料理の味付けも「めんつゆ」をうまく利用しましょう、と書いてある。わたしはそうめんを食べるとき以外「めんつゆ」を使ったことがなかったので「なるほど、めんつゆね」と思ってさっそくいろんな料理に活用してみた。
肉じゃが、お浸し、照り焼きなどなど…
なるほど簡単だし味も決まる。いいね~と思って何回か使ってみたが、なんだか何を食べても同じ味に感じてすぐに使うのをやめてしまった。
自分で味付けすると出来不出来があり、「今日はおいしく出来た」とか「今日はしょっぱいな」とか「ちょっと味付けがうすかったね」なんて日もあるけど、みうらじゅんさんいわくの『そこがいいんじゃない』と思う。
いつも同じ味に出来上がらないからこそ、数えきれないくらい作ってきた肉じゃがでも飽きることなく食べられるのだと思った。
もちろん「めんつゆ」を否定する気はないし、うまく使えばいいだけの話だと思う。
これはめんつゆでないと作れない!という料理があればぜひ作ってみたいと思う。