思いつくままに日暮らし

とりあえず始めて何も決まっていません。思いついたことをあれこれ書いていく予定です。

哀れなるものたち

連休最終日は天気が悪いと聞いていたので、家で過ごす予定にして映画鑑賞することにした。結果、たいして雨も降らない空を見て「なんだ、出かけてもよかったな」とちょっと恨めしい気持ちに。このGWは(前回のブログに書いたように)予定がいれにくい状況だったので、どこにもお出かけしていない。1日くらいはどこか行きたかった。
普段は出不精のおうち大好き人間なんだけど、GWは気持ちのいい時期なので、こんなわたしでもおでかけしたくなる。

 

ただいまHulu+Disneyプラスのセットプランに加入中なんだけど、おまけだと思っていたDisney+がいい仕事してる。わたしが最近気に入ってみている『一流シェフのファミリーレストラン』とか、夫が続きを見たがっていた『モダン・ファミリー』とか(見終える前にネトフリから消えた)、次女が気に入っている『ママと恋に落ちるまで』とか他では見られないドラマがずらり。(確認したわけではないので他でも見られたらすいません)

 

今回見た映画『哀れなるものたち』もおそらく今現在Disney+の独占配信だと思う。
見る前にうっすらとストーリーは知っていたんだけど、実際見てみるとなかなかぶっとんだ内容の映画だった。

 

天才外科医によって胎児の脳を移植され死から蘇ったベラという女性が主人公。胎児(彼女自身の子供)の脳を移植されたので、身体は大人、頭脳は子供というコナン君と真逆の状態になってしまったベラ。その自由奔放さに魅入られた周囲の人々を巻き込みながら、徐々に自我に目覚め、大人の女性として成長していくストーリー。

馬車が走っている一方、ロープウエーのようなものがあったり、いったい時代背景はいつやねん?ってなるけど、まぁ設定がかなりファンタジーなのでそこは深く追求せんとこかってことで見進める。ベラは性的にもかなり奔放で、なのに子供の心の持ち主だから見ていてハラハラしちゃう。外科医によって外界から遮断されていたせいで、世の中について何も知らなかったのが、外の世界に連れ出してくれたダンカンという男のおかげで世の中の現実を知ることになる。そして世の中を少しでもよくしたいという思いをもって生きていく。

 

海外ドラマをさんざん親子で見ているので、かなり性的なシーンも親子で何の抵抗もなく見られる我が家。普通は親子で見るには不向きかも…。

 

とにかくベラのキャラクターが面白くて、あっぱれ!と言いたくなる映画だった。


あとで、映画の受賞歴など見てみると、アカデミー賞の主演女優賞は納得として、ゴールデングローブ賞では作品賞も獲っていたんだけど、それがコメディ・ミュージカル部門だったのにはそうなの?ってなったわ。(ミュージカルではありません)
あれがコメディーなんか~アメリカ人の感覚が分からない。

 

ベラみたいに生きるのはほぼ不可能だけど、強い女性ってやっぱりカッコいい。あの難役を演じきったエマ・ストーンもあっぱれだわ。