先日テレビでみた美輪明宏さんの人生相談。
相談者はお二人登場したが、お一人目はなかなか厳しいことを言われてしまい、わたしなら泣きそうな展開だなぁと思った。
そしてお二人目。
彼女はここ20年で転職を何十回も繰り返し、しかも行く先々で職場の人に嫌われてしまうという問題を抱えていた。
これは…厳しい展開になりそう…
彼女の嫌われる原因と言うのが
「お上品すぎる」ということ。
彼女はごみ一つ拾うのもその所作がエレガントであるために、周りの人々からイラつかれるのだと言う。
ご令嬢とかそういうわけではなかったのだけど、しつけが行き届いているご家庭だったようですね。「育ちがいい」という言葉がぴったりくるような感じ。
それにしても、上品すぎるという理由でそう毎度毎度嫌われるなんてわたしにはよく分からない。下品な人に不快な思いをさせられるより、上品な人がいるほうがいいと思うのだけど。
とにかく彼女は「お嬢さん」と言ってまわりにからかわれて、嫌われてきたようだった。
その方に対する美輪さんのアドバイスは
「まわりの人の妬みね」と。
それを聞いて彼女は泣き出してしまった。
ずっとどうして人から嫌われるのか悩んでいたけど、問題は彼女にではなく、周りの人にあると言ってもらえたのだから、嬉しかっただろうな。
そして
(宝塚が好きだという)彼女の感性に合う職場を見つけなさい、とのアドバイスをしていた。
アドバイスの現実性はともかく、普通なら彼女の態度に問題があるだろうと考えてしまいがちなところを周りの人の妬みと判断した美輪さん。
いやーーーすごい!
奥が深いわ…
わたしがアドバイスしても的外れなことを言って役に立たないか、下手したら相手を傷つけてしまいそう…
やっぱり人生経験の差でしょうね。