先日たまたまテレビをつけたら美輪明宏さんが人生相談をされていた。
美輪さんに人生相談するなんて勇気あるなぁと思いつつ見ていた。
出てこられた相談者はお二人ともモザイク&変声されていたので、正確な年代は分からなかったけど、40代か若くても30代くらいの女性だった。
お二人とも相談内容は
「職場での人間関係」。よくある悩みですよね。
お一人目の方はコロナをきっかけに地方に移住されて、新しい職場での人間関係に苦労しているという相談だった。
ふむふむ、新しい土地でうまくやっていくのはなかなか難しいもんだよね~と思ってみていたのだが、美輪さんの表情は硬い。
たしかに相談者の話が抽象的で、具体的にどう苦労しているのか分かりにくかった。
すると美輪さんは少しずつ質問を投げかけながら、
彼女の対人関係の問題は何も今に始まったことではなく、そもそも人を傷つけてしまう傾向があり、そのことを母親に注意されて以来、自然に人と接するのが難しい、という問題をあぶりだしたのだった。
つまり新しい土地で心機一転やりたかったのに、またもや人間関係につまづいてしまった模様。
う~~ん、なかなか根の深い問題ですね。
こうなると土地柄が…とかそういう問題じゃないしなぁ。
そんな相談者に美輪さんは
「そうですねって人の話を聞いていればいいのよ。
余計なことを言わずにね。」
と諭されていた。
きっと彼女は我が強いのかな?
つい余計なことを言って相手を傷つけてしまう。
その結果他人から敬遠されちゃうという…。
いや~一見、地方移住のお悩みかと思ったのですが、相談者の人間性の話でしたね。
美輪さんは最初から問題の本質に気づいていたようで、それであの表情の硬さだったんですね。
さすがだな、と思いました。