思いつくままに日暮らし

とりあえず始めて何も決まっていません。思いついたことをあれこれ書いていく予定です。

東京旅行3日目

2023.9.11(月)

国会議事堂


旅行最終日。
国会議事堂を見に行く予定だったが、朝からお疲れモードの父。
妹が心配して、
「疲れてるんやったらやめといてもいいで」と声をかけたが
「大丈夫、大丈夫、行ける」というので、ゆっくり朝食を食べてから出発。

 

チェックアウトして、東京駅のロッカーに荷物を預け、いざ国会議事堂へ。
地下鉄丸の内線を利用して行くのだけど、八重洲口から丸の内線はけっこう遠かった。

「国会議事堂前」で降りて正門入口を目指して歩く。警備の車両なんかがそこここに停まっていて、国会がない時でもちゃんと警備してるんやな、と思った。
と、ここで悲しいことが。何と観覧希望者の入り口は正門ではなくて、裏口のほうだった。けっこうグルっと戻らされ、父を疲れさせてしまったわ。
きちんと下調べしないとだめね。

暑い中ふぅふぅ言いながら観覧希望入口のほうへ行くと職員さんが感じよく迎えてくれた。
「こちらは衆議院ですがよろしいですか?」と聞かれて
「どっちが人気があるんですか?」と尋ねると、妹が横から(お父さん、疲れてるねんからどっちでもええやろ)という視線を送ってくる。
職員の方も「ちょっと数字で統計を取っていないので、どちらの方が人気とは言えないんですが…」と当惑顔。
「こちらで大丈夫です」と慌てて答え、衆議院を見学した。

 

15分ほど待ってツアー(?)スタート。職員さんと思われる方が案内してくれる。
最初は議員の人たちの部屋。各会派ごとに分かれている。議員のみなさんはいろんな会派に分かれてそれぞれお仕事されるとのことだったが、(会派に)無所属と書かれた部屋もいくつかある。無所属の人は何をするのかしら?

 

順に移動して「こちらは皇族の方の休憩室、その隣が天皇陛下の休憩室です…」という声が聞こえてきた。
見ると、天皇陛下の休憩室にはテーブルに向って椅子が一つしかないように見える。本当に天皇陛下だけがここでお休みになって、雅子さまでさえ別室なのかしら?それも退屈よね…なんて思いながら見ていた。

その後本会議場に入って見学&音声によるガイダンス。
初めて見た本会議場は思っていたより小さかったわ。

衆議院本会議場

 

あとは中庭にいる鯉がどこかの村のものだとか、人面魚がいるとか…
他愛もない話はチラチラ聞こえてくるんだけど、案内の方の声が小さい&別のグループの案内の方の声が大きいせいでよく聞き取れず、ただただついて回ったという感じだった。



最後は正面玄関のほうに出て写真を撮らせてもらいツアー(のようなもの)は終わった。

 

案の定父が疲れてしまったので、タクシーで東京駅まで戻る。
と言っても新幹線までにはまだまだ時間があったので、大丸の中のカフェでお茶休憩。
父をカフェに待たせたまま、大丸の菓子売り場で土産を物色。お菓子を買ってわたしも満足した。

とはいえまだ新幹線まで時間がある。
それほどお腹が減っていたわけでもないけど、13時過ぎだったので「じゃぁ、蕎麦でも食べようか」となり、蕎麦屋さんに入った。
蕎麦を待っている時に父が「トイレに行く」と言い出したのだけど、駅構内のお店なので店内にはトイレがない。
父は「一人で大丈夫や」と飛び出したけど、やっぱり心配になり後から追いかけた。
いつになく素早く歩く父をやっと見つけだした時には父はトイレの中へ。
外で待っていると不安そうな様子の父が出てくる。わたしを見るとほっとした様子で
「よかったわ、帰りがちょっと不安やったんや」と言う。
「うん、東京駅は広すぎるな、迷子になるわ」と言って二人で蕎麦屋に戻った。

 

あんな風に素直に不安を口にするタイプじゃなかったのになぁ。
今回の旅行では思っていたより父が衰えていることに色々気づかされた。
お店の人の説明がなかなか理解できなかったり、すぐに疲れたり、食欲もあまりなかったり…
いつまでも元気でいてほしいけど、老いには勝てない。少しずつ衰えていく父を支えてあげなきゃいけないなぁと改めて思った。

 

ところで今回の旅行では移動にタクシーを何回か使ったんだけど、東京のタクシー運転手さんがとっても感じのいい人が多くて驚いた。
なんやかんや5~6回乗ったと思うけど、嫌な人が一人もいなかった。
京都で乗るとたまにとんでもない運転手さんがいる。感じが悪いとかいうより、変わってるなぁ!っていうクセの強い人がいるんだよねぇ。
関西でいうところの『へんこ』。

そのへんにも東京のスマートさを感じた。