思いつくままに日暮らし

とりあえず始めて何も決まっていません。思いついたことをあれこれ書いていく予定です。

幸せなクッキング体験

ママ友の一人に中国の方がいる。彼女は次女の幼稚園時代のママ友でウォーキングメンバー(今はしていない)。その彼女が中国語教室の生徒さんに向けてクッキングレッスンを月に一度しているというのを聞いて、「楽しそう~いいな~」とみんなで言っていたら、なんとわたしたちにも水餃子の作り方を教えてくれると言う。

軽い気持ちで言ったことなので、「えっ本当にいいの?」とやや申し訳ない気持ちになったけど、「いいの、いいの、最近時間あるから」と快く引き受けてくれた。

 

実は餃子を皮から作るのは初めて。手作りの皮はきっととっても美味しいんだろうなぁと楽しみにしていた。

そして当日、スーパーの前で待ち合わせ。みんなで買い出しをするんだと思ってたら、もうすでに買い物を済ませてくれていた。仕事が早い。

 

彼女のおうちに着いて、さっそく作ろうとする私たちに「お茶でも飲もう」とローズティーを入れてくれた。このゆったりとしたペースいいなぁ~わたしなんてやることが控えてるとすぐせかせかしちゃうから、この大陸的(?)…というかおおらかな感じに癒されるわ…。

 

その後、まずは生地作り。餃子の皮って小麦粉だけでできていると初めて知った。勝手に強力粉とかなんかが入っていると思っていた。小麦粉だけなら材料面でのハードルは下がったなー。
その後生地を寝かせる。彼女曰く2時間くらい寝かせたほうがいいけど、今日は時間がないから30分で、ということでその間に餡づくり。

 

意外にも餃子の餡はわたしが普段作るものと大差なく、特別な調味料などは使わなかった。ただ一つ面白いなーと思ったのは、キャベツを塩でもんで出た搾り汁をひき肉に加えてこねること。これはやったことがなかったから参考になった。

 

そして一番の大仕事。餃子の皮づくり。寝かせた生地の真ん中に穴を開けくるんくるんと回してドーナツ状に。その後4等分して、一本一本を細長く伸ばして、包丁で1枚分のサイズにカットしていく。それから掌で少し丸めてから押し伸ばして、さらに麵棒を使って広げていく。この工程は楽しいけど、たくさんやるとけっこう疲れる。

 

こうしてできた餃子の皮に餡を包んでいくんだけど、手作りの皮はやわらかくてたくさんの餡も優しく包み込む。市販のと違ってやぶれる心配もない。彼女に教えてもらった包み方で包むと、なんとお店のような餃子の形になるではないか。なるほど~お店の人はこうやって包んでいたのね。いつものひだを寄せるやり方とは違う。
いろいろ面白いわー。

 

中国では基本水餃子を食べるらしいんだけど、茹でるのにつかったお湯を、蕎麦湯のように飲む習慣があるんだとか。餃子をゆでただけのお湯はそれ自体に味はないので、餃子を食べるのに使った酢醤油などを足して飲むらしい。ほんとに蕎麦湯みたいだね。

 

その後、彼女お手製のクラゲを使ったデザートや、本格的な中国茶などを頂き、まさに異文化体験と言えるような素敵な料理体験だった。

写真では伝わりにくいけど、器もいちいち素敵だった。クラゲのデザートにはなつめやクコの実、その他聞いたこともない食材もあって身体に優しい
があふれていた。

 

前から彼女にはハイソなものを感じていたけど、それを確信した日だったわ。
「次は肉まん作ろうねー」と言ってくれたから、それが実現する日を楽しみにしている。