思いつくままに日暮らし

とりあえず始めて何も決まっていません。思いついたことをあれこれ書いていく予定です。

読書感想文①~メインテーマは殺人~

本の表紙の写真


「メインテーマは殺人」
作者:アンソニーホロヴィッツ
訳:山田 蘭
2019年 創元推理文庫

 

アンソニーホロヴィッツはイギリスの作家で脚本家。わたしにとっては「刑事フォイル」の脚本家として馴染みが深い。「刑事フォイル」はわたしが見ていた数少ないイギリスドラマの一つで、毎回かなり凝った筋立てで、犯人も一筋縄では分からない複雑なストーリー構成になっていたので、毎度「すごいなぁ」と感心してみていたものだ。
世間的にはあらゆる賞を総なめにした「カササギ殺人事件」というミステリーの作者として有名である。(そちらは上下巻の大作なのでまだ手が出せていない)

 

というわけで期待はかなり大きかった。

 

結論としては…
面白かったけど期待が大きすぎた…という感じ。
ドラマと違って小説だと何度も振り返り読んでしまうので、細かいところまで覚えてて、作者のミスリードにのせられにくい。『刑事フォイル』を見てた時はミスリードされて裏切られて「そうきたか~」ってなって面白かったのに。それにちょっと無駄な場面が多すぎた気もする。これもドラマだとむしろ楽しめるところなんだけど。

 

でも謎解きの楽しさはあったし、ストーリーも面白かった。
というわけで、また『カササギ殺人事件』も読んでみたいと思う。