京都のお店紹介その③
今回は大好きなイタリアン、カンティーナ・ロッシさんを紹介しようと思う。
大好き…と言いつつ前回行ったのがいつか思い出せないくらい足が遠のいているけど、そうなってしまうのには理由がある。というのもなかなかに行きづらい場所にあるのだ。文章で説明するのはまず無理で、路地も路地、入り組んだ住宅街にあるうえにひっさりと小さな看板があるだけ。まず見落としてしまう。最初は誰かに連れて行ってもらわないと方向音痴のわたしではたどり着けない場所。
最寄り駅は京阪出町柳になるけど駅からもそんなに近くなく、近くに有料駐車場もないという、なかなかに行くのにハードルが高いお店なのだ。
しかしそこを押して何とか行ってみてほしい。こちらの『エビのピンクソースのパスタ』を初めて食べた時はこんなおいしいパスタは食べたことがないというくらい感動した。京都や大阪の有名イタリアンにも行ったけど、パスタだけならこちらのお店が上だと思う。そのほか前菜の盛り合わせやお肉料理も十分においしい。ただ、パスタが本当に絶品なので、ちょっと印象がかすむかもしれない。
ご夫婦で切り盛りされていて、シェフであるご主人はもともと設計のお仕事をされていたらしい。そのせいだろうか、分量にはこだわりがあるようで、大盛りにしてほしいなどの要望は通らない。そして美人で感じのいい奥様がサービスしてくださる。
本当におすすめのお店だけど、実はもう一つ難点がある…それはお料理がでてくるのにかなり時間がかかるということ。最初の前菜の盛り合わせが出てくるまでに３０分。なのでひたすら飲んで待つことになる。お酒があまり飲めない人（わたし）には辛い待ち時間…
なので、ぜひ、待ち時間がむしろありがたい、と思えるくらい話が尽きない人と一緒に行くことをおすすめします。
