思いつくままに日暮らし

とりあえず始めて何も決まっていません。思いついたことをあれこれ書いていく予定です。

ホームシアター

AIに「アパートの鍵貸します」をイメージして作ってもらった画像。なんか違う…

先の三連休は特に予定もなかったので、映画でも見よか(自宅で)ということになり、家族のミニ映画会が催された。

 

それぞれ好きなドリンクとスナックを片手に、各々見たい映画を選んで毎晩一つずつ見ていこうという企画だ。(忙しい長女は参加せず)

それぞれのセレクトは
わたし:『アパートの鍵貸します
次女:『オーシャンズ8』
夫:『キル・ビル

 

アパートの鍵貸します』はわたしが初めて見たクラシックムービーで、当時中学生だったけど、会話とかいろいろめっちゃ洒落てるやん!とアメリカ映画にドはまりしたきっかけの映画。もう何度も見てるけど、次女に見せたくて選んだ。とにかく主演のジャック・レモンがいい人で、愛嬌がある。ヒロインのシャーリー・マクレーンもめちゃ可愛い。基本ラブコメだけど、ちょっとアメリカ社会に対する風刺も効いてて、ほんとうに好きな映画。大好きなシーンがあるんだけど、夫に「あのシーンがいいんよな」と言ったら、「あれ、どういう意味やったん?」って言われて頭がクラクラした。
分かり合えないわ。

 

次女が選んだ『オーシャンズ8』はオールスター映画の王道を行く、シンプルなストーリーかつゴージャスな映画。キャストも舞台設定もすべてがファビュラス。でもこれはこれで単純に楽しめた。次女はニューヨーク最大のファッションの祭典『メットガラ』が舞台というところが気になって選んだらしい。

 

夫が選んだ「キル・ビル」は…途中寝落ちしてしまい、いろいろ見逃してしまったけど、まぁまぁ面白かった。ただ、けっこう血なまぐさいし、タランティーノ特有のあえてのB級路線がちょっとくどく感じたわ。
しかも、なんと「キル・ビル」は2部作だったようで、最後までみたのに完結せず。
どうも話の進みが遅すぎない?と思ったら…。
夫は「2部作とは知らんかった」と弁解してたけど、ちゃんと調べておいてほしいわ。

 

しかし毎晩映画を観るのは面白いけど、疲れた。
わたしは映画評論家にはなれないなーと実感した次第。

ただベター・コール・ソウルが好きという話

最近とても残念だったこと。
それはわたしの海外ドラマ歴の中でも1、2を争うくらい、お気に入りのドラマ「ベター・コール・ソウル」がエミー賞(ドラマ版アカデミー賞)を獲れなかったこと。


「ベター・コール・ソウル」は全6シーズンあり、ファイナルシーズンは前後半に分かれていたので足掛け7年エミー賞の対象になっていた。その間ノミネートされること53回(いろんな部門があるので)。なんとただの一度も賞を受賞することなく、無冠の(わたしにとっては)帝王になってしまった。

 

「ベターコールーソウル」は「ブレーキング・バッド」というドラマのスピンオフで、本家の「ブレーキング・バッド」はアメリカでは伝説的ドラマで、エミー賞を何度も受賞しているし、批評サイトでも過去最高のレーティングをたたき出している。


同じ制作陣で制作されたこの「ベター・コール・ソウル」もわたしに言わせれば文句なく最高のドラマなんだけど、なんでだろう💧


もちろん賞レースにはさまざまな要素があって、そこには運、不運もあるのは分かるけど、7年もあったのに一度も賞を獲れないなんておかしくない?と何日もたった今でもとてつもなく悲しい。

 

賞を獲るのが全てではないけど、関係者にとってはやはり大きなトロフィーだし、本当に素晴らしい演技、脚本だったと思うので、目に見える形で評価されてほしかった。

何はともあれ素晴らしいドラマなので、せめて一人でも多くの人に見てほしいなぁと思って、お薦めすることにした。ネットフリックスを利用している方はよかったら観てみてほしい。
わたしのつたない文章では良さが伝えきれないなぁと感想を書くのを遠慮するくらい気に入っているドラマなので。

Netflix民からU-NEXT民になりました。

カチンコ


5月からU-NEXTに加入した。長年お世話になったネトフリだったが、最近見たいなぁと思う作品がなくなってきて、何か月か前からU-NEXTに加入したいと思っていたものの、夫が「ベター・コール・ソウル」(ネトフリオリジナル作品)を見終わるまで待っていた。
夫はなぜか1/2話分ずつ見るのでなかなか進まず、しびれを切らしたわたしに「5月いっぱいでネトフリやめるから」と宣言されたので、最近は1話まとめて見ているようだ。

 

U-NEXTの31日間無料視聴の特典を活かすべく5月1日に加入。U-NEXTは料金を月割りしてくれないので、月の途中で加入するとその分ムダになるよ、と教えてくれるブログがあったのでそれに従った。
これで以前地上波やD-Lifeで見ていて続きが見たかった「グッド・ドクター」(アメリカ版)や「シカゴ・メッド」が見れる!!!
おまけになつかしの「SATC(セックス&ザ・シティ)」まであるやん。まさかまたミスタ―ビッグの顔が拝めるとは…(そんなに好きな顔ではないけど)
アニメ好きの長女はどこよりもコンテンツ充実のU-NEXT加入を喜んでいた。

 

ここでわたしの海外ドラマ遍歴を振り返ってみたい。

まずは「奥様は魔女」(1964-1972)
さすがにリアルタイムでは見ていないが、幼いころはとにかく魔法使いに憧れている夢子ちゃんだったので、このドラマが大好きだった。よく主役のサマンサの口の動きを真似したものだ。鼻が高い西洋美人の顔にあこがれて、鼻を洗濯ばさみでつまむ、というまさかの鉄板ネタまでかましていた。

 

次は「大草原の小さな家」(1974-1983)
主役の「インガルス一家」がもう本当に愛に溢れていて、泣かずには見られないエピソードがたくさんある…。感動もののエピソードがたくさんあっておすすめ。どこで見られるか分からないけど、おすすめのエピソードは…
「すばらしい収穫」:記念すべき第一話。
「プラム・クリークのクリスマス」(シーズン1)
「町一番の金持ち」(シーズン2)
他にもたくさんあるけど、とっさに思い出せるのはこれくらいかな。
ただシーズン最後のほうは重い話が多く、ちょっと宗教じみてくるので主人公のローラが結婚するまでのシーズン6くらいまでが好きだった。

 

その後は「刑事コロンボ」や「ジェシカおばさんの事件簿」「こちらブルームーン探偵社」など推理ものが続くけど、これはわたしの趣味というより、当時は地上波で放送してくれるものしか見られなかったからね。


アメリカドラマ好きのわたしだけど「名探偵ポアロシリーズ」と「ミス・マープル」ものは全部見た。アガサ・クリスティーは偉大。BBC制作のこれらのシリーズは本当に完成度が高くて、ポアロはデビッド・スーシェ以外考えられない。ミス・マープルは2代目のジェラルディン・マクィーワンが好き。残念ながらもうお亡くなりになっているようだけど…。

 

その後「アリー・myLove」や「SATC」など90年代のおしゃれ系ドラマを経て、2000年代前半から後半の子育て期間はドラマどころではなく、2010年代になって再びドラマを見るようになって今に至る…感じ。

 

とにかくけっこうな数のドラマを見ているので、医療ものとか法廷ものとかジャンルが同じだと、別々のドラマのエピソードがこんがらがってくる。
それとアメリカのドラマでよくあるのが「女刑事と変わり者のバディ(バディは相棒の意味)」というステレオタイプの組み合わせ。
パッと今思いつくだけでも、
「メンタリスト」(女刑事と元詐欺師のメンタリスト)
「ルシファー」(女刑事と堕天使)
ブラックリスト」(女刑事と犯罪者、変わり果てたジェームズ・スペイダーにショック)
「キャッスル」(女刑事と推理作家)
「インスティンクト」(女刑事と大学教授、口が悪くなっちゃうけどクソドラマだった)

多分まだまだあると思うけど、なんで男女逆転バージョンとか女性同士、男性同士はあまりないのかしら?変わり者のバディに女刑事が振り回される、というのがお決まりのパターンなんだよね。

このなかでダントツのおすすめは「メンタリスト」。主役のサイモン・ベイカーがとにかくかっこいい!!海外ドラマは字幕派のわたしだけど、これは吹き替えの声優さんの声がとてもよくて、主役のジェーン(男)のちょっとふざけた感じが出ていてめっちゃいい!逆にサイモン・ベイカー本人の声だとちょっと渋すぎて、あの悪ふざけの感じがあまり伝わらないので吹き替え版がおすすめです!
それにストーリーも毎回凝ってて、メンタリズムで犯人を追い詰めるところや、事件現場をみて瞬時にいろいろ判断するところはホームズっぽく、レベル高いなぁって脚本にも感心してしまう。

…と珍しく長文のブログになってしまった。
もし最後までお付き合いくださった方がいたら感謝します。

 

読書感想文①~メインテーマは殺人~

本の表紙の写真


「メインテーマは殺人」
作者:アンソニーホロヴィッツ
訳:山田 蘭
2019年 創元推理文庫

 

アンソニーホロヴィッツはイギリスの作家で脚本家。わたしにとっては「刑事フォイル」の脚本家として馴染みが深い。「刑事フォイル」はわたしが見ていた数少ないイギリスドラマの一つで、毎回かなり凝った筋立てで、犯人も一筋縄では分からない複雑なストーリー構成になっていたので、毎度「すごいなぁ」と感心してみていたものだ。
世間的にはあらゆる賞を総なめにした「カササギ殺人事件」というミステリーの作者として有名である。(そちらは上下巻の大作なのでまだ手が出せていない)

 

というわけで期待はかなり大きかった。

 

結論としては…
面白かったけど期待が大きすぎた…という感じ。
ドラマと違って小説だと何度も振り返り読んでしまうので、細かいところまで覚えてて、作者のミスリードにのせられにくい。『刑事フォイル』を見てた時はミスリードされて裏切られて「そうきたか~」ってなって面白かったのに。それにちょっと無駄な場面が多すぎた気もする。これもドラマだとむしろ楽しめるところなんだけど。

 

でも謎解きの楽しさはあったし、ストーリーも面白かった。
というわけで、また『カササギ殺人事件』も読んでみたいと思う。

ブレーキングバッドを見終わって~さよならウォルター~

※ネタばれ含むので、これから視聴する予定の方は読まないでくださいね。

 

「ブレーキングバッド」を見終わった…

 

圧巻…の一言に尽きます。

 

単純に「面白い」とか「見ごたえがある」とかそんな言葉では言い表せない凄みのようなものが伝わってくるドラマだった。

 

正直、主人公のウォルターには思うところはいろいろ。

 

非で相手が子供でも利用するし、家族にも嘘ばっかり。

ほんとのことを言うわけにもいかないだろうけど、頭がいいのに意外と行き当たりばったりに行動するので、言い訳を必要とする場面多し。

 

しょっぱなからクレイジーエイトとエミリオを殺そうとしたのにはビックリした。

しかも生き残ったクレイジーエイトをなかなか殺さない…

これも見ててきつかった…

 

実は数年前にブレーキングバッドを観ようとして、ここで断念したんだよね。

「こんな調子で続くなら見てるのつらいなぁ」って思って。

 

でもスピンオフのベター・コール・ソウルの評判があまりにいいので、そちらを先に見てしまった。前日譚だからまぁいいかと思って。

 

そしたらめちゃくちゃ面白かったから、今度はあのシーンを乗り越えてみるぞ!と再びブレーキングバッドにチャレンジ。

 

無事クレイジーエイトもお亡くなりになり、最初はややスローに感じた展開も、どんどん面白く、エキサイティングになっていって、まったく中だるみすることなく、最後まで駆け抜けていった感じだった。

 

ジャンルとしては合ってるか分からないけど、ハードボイルドって感じでしたね。

バーボンとかウイスキー飲みながら見たい!って感じの…

ほろ酔いを愛飲している私には無理だけど、、、

 

 

人におすすめしたいけど、好みがめちゃくちゃ分かれそうやなと思う。

 

でも、海外ドラマ好きにはお勧めします!

 

このドラマで海外ドラマデビューするのは…

やめておいたほうがいいかも?

 

 

海外ドラマの苦手なところ

海外ドラマ(ほぼアメリカ)を見ていて、これが嫌だなあと思うところは、全てがリアルすぎるところ。

 

嘔吐シーンとか吐いてるってことが伝われば十分だと思うのに、しっかり吐しゃ物まで見せてくれるので、食事しながら見てると少々ウンザリする。

 

最近の日本のドラマをさっぱり見ていないので、今はどうなっているか分からないけど、以前の日本のドラマでは吐くシーンって、明らかに吐いてなくて、なんならトイレじゃなくて台所のシンクとかに吐いてた。

 

それはそれで「なんでシンクで吐くねん…トイレに行くべき」とか思ってたけど、吐しゃ物まで見せられるよりはいい。

 

 

特に今見ているブレーキングバッドは汚いシーンが多いので、ドラマ自体はめちゃ面白いんだけど、そこはウンザリする。

主人公のウォルターがやたらパンイチになるのも、誰へのサービス?と言いたくなる。

ここでパンイチになる必要ある?と。

 

あと、トイレシーンとかも本当にパンツ脱いで座ってて、なんならトイレットペーパー

でおしりを拭くシーンもある。

どこまでもリアリティーを追及するのね。

 

でも、やっぱり海外ドラマは面白くてやめられない。

 

もう相当見たけど、まだ見たいドラマもあるし、何年かたったら内容を忘れるので一度見たドラマでもまた見られるし。

 

そういうわけで「汚いなぁ…」と思いつつ、これからも海外ドラマを見続けると思う。