思いつくままに日暮らし

とりあえず始めて何も決まっていません。思いついたことをあれこれ書いていく予定です。

帰省という労働

最初にお断りしておきますが、内容は愚痴です。
気になる方はスルーしてくださいね。

 

島と海

 


毎年盆と正月、夫の実家に帰省する。いつもご馳走を作って迎え入れてくれる義母には感謝なんだけど、結婚して25年、いまだに違和感を感じることがある。

 

それは夫の実家のほうでは「男尊女卑」傾向が強いこと。
何代もその土地に住み続けている人がほとんどなので、その考えはずーーっと受け継がれている。もう無意識下にそういう考えが刷り込まれている感じ。

 

女の人が家のことを全部するのは当たり前で、今だってお義父さんはリタイアして家にいるにも関わらず、まだ現役で働いているお義母さんが家のことを全てやっている。
それなのにお義母さんがちょっと「腰が痛い」と言うと、「そんな話は聞きたくないんや」と言う。なんか悲しいわ。夫婦って支え合うもんじゃないの?

 

法事の時なんかも男の人はひたすら飲んだり食べたりしながらしゃべってるだけで、その周りを女の人が時には100人以上もの弔問客のためにバタバタしている。
ふと宴席を見渡すと、座っているのは全員男性で、その光景を見るとちょっと「うわー」ってなる。

 

だから嫁であるわたしが何をしても感謝されるわけもなく、むしろ「もっとやって当たり前」である。

 

でも、わたしも年に2回のこと、事を荒立ててまでその風土に逆らう気力もなかった。
だから、そういう立場に甘んじてるのは自分の責任とも言えるけど、最近子供たちが大きくなってきて、そういう田舎の風習を嫌がりだしたのよね、当然ながら。

 

最近は「帰省する」と言うと、嫌な顔をする娘たち。
いや、わたしのほうがめんどくさいのよ。本音を言うと。

 

これは娘たちのためにもわたしはこの田舎の風習と戦わねばならないのだろうか?
義父に「ビールくらいご自分で取ったらいかがですか?」と言うべきだろうか?

 

ちょっとわたしにはその根性はないと思う。

とりあえず今年の夏の帰省は終わった、やれやれ。