思いつくままに日暮らし

とりあえず始めて何も決まっていません。思いついたことをあれこれ書いていく予定です。

面接に行く

2023.11月

前回のブログを書いた時点で実は面接にはもう行っていた。
だから本当は面接のことを書こうと思っていたんだけど、スーツのことを長々書いてしまったせいで、肝心の面接のことを書く意欲がなくなってしまった。

minagu.hatenablog.com

今回仕事を探すうえでわたしが設けていた条件は次の二つ。
・徒歩圏内にあること(健康のために歩いていきたい。車通勤だと意味がなくなってしまう)
・多くても週3日まで(それ以上多いと疲れちゃってかえって健康に悪い)

この二つの条件を満たす求人を探していて見つけたのが今回のお仕事だった。
それは、関西ではまあまあ有名な塾の低学年向けクラスのインストラクター職。
一般的な塾講師と違って、みんなの前で学校の先生みたいに授業をするわけではなく、生徒たちがテキストを使ってお勉強しているのを丸付けしてあげたり、サポートしてあげるお仕事。

うちの最寄り駅にここの塾の教室がある。そこで働けたらいいな~と思って応募したのだった。週2日と書いてあったし。


面接前日。ふと気づいたことがあった。
考えてみると面接に1時間って長すぎるしもしかしてテストとかされるのかしら?と。そうやんなぁ、だって塾やし、学力チェックくらいされるかも…。
えーーーやばい。さすがに小学校レベルの漢字は大丈夫やと思うけど、算数とか忘れてるかも…。鶴亀算とか旅人算ってどうやるんやったっけ?
にわかにあせってきたけど、結局まあいいか、落ちたら縁がなかったということであきらめよう、と開き直ることになった。
ちょっと恥をかくだけさ。

そんな感じで何の準備もなく迎えた面接当日。
指定された時間に塾に入るといっせいに何人かの人がこちらを見る。あら、恥ずかしいわ。
「1時から面接をお願いした山田(仮名)です」
「はい、山田さんですね、こちらでお待ちください」と教室に案内される。

ほどなくして、若いイケメンの男の人が入ってきた。
「校長の山田(仮名)です」
あら、こんなに若い人が責任者なんだ。偶然にも同じ苗字の校長さん。
といってもうちの苗字はとても平凡なので(山田ではないけど)、よく同じ苗字の人に出会うのだけど。

これからテストが始まるかも…とドキドキしているわたし。
しかしまったくその気配はない。
「えーー以前レプトンの教室でお仕事されてたんですよね?」
「はい、そうです」
レプトンというのは子供向けの英語教室。そこでアシスタントのアルバイトをしていたことがあるのだ。

「じゃあ、もうお子さんとの対応というか、接し方には慣れてますよね?」
と、ニコニコ満面の笑顔で聞いてくる。
いやー有名塾の責任者の人ってもっとカチッとした人かと思ってたけど、なんだか可愛らしい人で、息子がいたらこんな感じだろうか?とか思ってしまった。

しかもたいした話もしてないのに
「僕としてはぜひ来てほしいんですけど、一応本部にはからないといけないんで」
と早くも内定宣言。
よほど人材不足なんだろうか?かえって不安…。

それから
「山田さん、奈良のご出身なんですね?」
「はい、そうです」
「実は僕も奈良なんですよ、○○って分かります?」
「えっ、うちの実家も○○です」
まさかの同郷人に出会ってしまった。

こんな感じで1時間どころか、わずか20分ほどで面接は終わり、持ち物に書いてあった筆記用具の出番はなく、出した筆箱を再びカバンにしまう。

 

帰り際も「一緒にお仕事しましょう」と明るく言ってくれて、とっても感じはよかったものの、わたしの学力とかスキルとか一切見てもないし、本人確認さえしてない、こんなのでいいんだろうか?と若干不安を感じた。

そして今日本部から連絡があり、無事働くことになった。
かなり人手不足が疑われる状況なので、ちょっと不安もあるけど、ひさしぶりのお仕事は楽しみでもある。