思いつくままに日暮らし

とりあえず始めて何も決まっていません。思いついたことをあれこれ書いていく予定です。

長生きするかもよ

2024/1/23(火)

今日は父の誕生日、ということで朝一番に子供3人から家族のグループLINEにメッセージを送る。(意外にも兄が一番乗り)
午前中の家事がひと段落ついてLINEを確認すると、案の定というかまだ既読が「2」のまま。おそらく残りの一人は父。
父にLINEを送っても見てくれる確率は20%くらい。
どうでもいいことならほっておくけど、誕生日メッセージは当日に読んでほしいなぁと思って、結局電話する。

 

「はい」
「あ、お父さん、わたしやけど」
「はい、どうしたん?」
「今日誕生日やんか、それで電話してん」
「あぁ(とちょっと嬉しそう)、それはどうもどうも」
「子供たちからLINE送っといたからまた見といて」
「分かった、分かった、ありがとさん」

 

とあっさり電話を切ってしばらくすると、
『みんなメールありがとう。82歳、まさかここまで生きるとは。与えられた命を全うしたいと思います』と殊勝な内容のLINEが父から送られてきた。

 

うん、よかった。与えられた命を全うすると。前向きやなぁ。

昔、父はよく何の根拠もなく
「ぼくは長生きせえへんと思うねん」と言っていた。
「たぶん60歳くらいで死ぬと思う」とも。
しかし父は時の首相、村山富市さんばりに眉毛が長かったので
「眉毛が長い人は長生きするらしいよ」と(これまた何の根拠もなく)わたしは言った。(たぶんどっかで読むか聞くかしたんだと思う)

 

すると父はその日から眉毛をカットするようになった。
(いや、そういうことじゃないと思うねんけど)と思いつつ、よっぽど長生きが嫌なんだなと思った。

 

結局、長生きを嫌がっていた父は82歳の今も元気で、おそらく父より長生きする予定でいた母は、随分と前に57歳で亡くなってしまった。人生は分からない。

 

自分も50代になって母の年齢をやっぱりちょっと意識してしまう。
でもいろいろと父に似ているわたしは、なんだかんだ長生きできそうな気がしている。
今どき82歳で長生きとは言えないけど。

 

とにかく父が元気でいてくれることは嬉しい。
82歳でも牛肉が好きな父のために近江牛を奮発して送っておいた。

 

お父さん、お誕生日おめでとう!