『手仕事を探して』このタイトルを見て、いろんな手仕事を巡る旅のようなものを想像された方には最初に断っておきたい。まったくそういう内容ではありません。
先日藤田嗣治の「手紙」と「手仕事」を中心とした展覧会に行った帰り、次女と待ち合わせて京都駅周辺を少しぶらついたことを前回のブログで書いた。
わたしは食器売り場をうろつくのが好きなので、その時も伊勢丹の食器売り場をうろついていた。(めったに買わない)
するとラトビアの人々の手による素敵な雑貨が期間限定で販売されているではないか。かごや小物入れ、ミトン、コースターやマトリョーシカなどさまざまなものが売られていた。どれも温かみがあって、でもなかなかおしゃれで、キッチンにあると心躍るようなものばかり。
どうしても何かほしくなり、さんざんうろついた結果、上の写真のミトンを買った。
普段なら買わないような値段だったけど、展覧会に行ったばかりで「手仕事」に取り憑かれていたこともあり、ついつい買ってしまった。
こうしてキッチンにぶら下げて「可愛いなぁ」と楽しんでいる。
花柄を次女、魚の柄をわたしが選んだ。
以来、買うだけでなく自分でも「手仕事」とやらをやってみたくなっている。
ただわたしは不器用で、裁縫や編み物が苦手。編み物は一度知り合いに習ってみたけど、左利きということもあって、右手でやるのを見せてもらってもよく分からない。むこうもわたしの飲みこみの悪さに匙を投げたのか、声をかけてくれなくなった、という苦い思い出があるので、やる気になれない。
不器用なわたしでも気楽にできて、なおかつそれなりに見た目よく仕上げられるようなものってないかな?
作る工程も楽しく、できあがったものが日常で役に立ったら嬉しい。
楽しむかどうかはわたしの心がけ次第だろうけど、根気がないからあんまり手間暇かかると楽しめない自信がある。
と、この世に存在しないかもしれない夢の手仕事を探している。
何か見つかればまたブログで紹介しようと思うけど、その日が来なくてもそれはそれでご愛敬ということで。